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Hello from Sweden Vol.2 - 学校編

学校は普通の公立高校に、毎日バスを使って通っています。スウェーデンの高校は様々なプログラムがあり、将来の夢につながるようなコースを取ることもできます。


私はintroductionコースとsamhällsprogrammetという二つのコースに通っています。introductionコースとは、移民してきたスウェーデン語がまだ話せない人が通うコースです。初めは私もそのコースのみに通っていました。そこには三つの段階があり、スウェーデン語が上達すると、上のレベルに行くことができ、最終的にテストに合格すれば、現地の子が通うプログラムに参加することができます。


私はそのコースで、スウェーデン語、数学、英語、体育、美術の授業がありました。どの先生もフレンドリーで接しやすくて、緊張もすぐ解せました。クラスメートは10人程度でフィリピンやエリトリア、ソマリアなど、様々な国から来た人たちでした。スウェーデンは肌の色も髪の色も様々で、移民がたくさんいる国です。学校の中でいろんな言語が飛び交っているのは私にはとても不思議で愉快でワクワクします。


勉強の面ではプレッシャーがまるでなく、自分のペースでゆっくりと勉強することができます。スウェーデン語自体は英語と文法などが似ていて、思ったよりは簡単でした。クラスメートの半数は英語が話せない子達だったので会話するために一生懸命スウェーデン語の学習に励みました。


samhällsprogrammetは現地の子が通うコースで、クラスメートは半分スウェーデン人、半分移民の子達で形成されています。そのプログラムでは、歴史、宗教、英語、数学の授業に参加しています。英語と数学はintroductionコースよりは難しいですが、日本で勉強した私にとっては簡単です。歴史と宗教に関しては、スウェーデン語で授業を行うのでとても難しいですが、翻訳したり、先生や友達に要約してもらって英語で説明してもらったりしているので何とかついていけています。宗教と関わりのなかった私にとっては、勉強するのも新鮮ですし、友達もそれぞれ違う宗教を信仰しているので、実際に体験できるのも面白いです。


学校には至るとこに机や椅子がたくさんあって、空き時間に友達と座って話したり、カードゲームで話したりすることができます。学校の掃除を仕事とする人も5人ぐらいいるので、自分たちで掃除する必要もないし、トイレもどこでも常に綺麗に保たれています。


昼食は無料で提供されます。バイキングのようになっていて、おかわりも自由です。ヴィーガン(菜食主義者)の人もいるので、野菜のみで作られた料理や、アレルギーがある人のための食べ物も用意されています。メニューは毎日違うので毎日楽しみにしながら食堂まで行っています。近くにスーパーやレストランもあるので、自分で購入して昼食を済ますこともできます。



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